早渕川のミクリが実をつけています。

早渕川のミクリが実をつけています。早渕川親水広場では、今、あの準絶滅危惧種(環境省)の水生植物「ミクリ」がイガイガの実をたわわに実らせて茂っています。ニュータウンのど真ん中の親水広場になぜ、準絶滅危惧種の植物が生い茂るようになったのでしょう。親水広場から上流には一部湿田が残り、又源流域の元石川付近にも僅かに湿地が点在しています。ミクリは恐らくこの辺りで生育していた物が大雨の日に土砂と共に早渕川を流れ、親水広場に流れ着いたものと思われます。親水広場はちょうど川の曲がっている部分の弧の内側にあるため水の滞留する場所にあたります。大水が出た翌日などは親水広場のワンド中に沢山の土砂が堆積しているところを見た方もおられると思います。

このようにして上流から流れついたミクリは、ワンドの中で、良い生育条件にも恵まれて、今、元気な姿を見せています。私たち早渕川流域ネットワークではこの水辺のお世話をしながらこの貴重な植物を今後も見守り続けて参ります。

早渕川流域ネットワーク

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